馴染みの無い単語なのでスルーしてしまいがちですが、意味を知っていしまえばどこに投資をすれば良いのか。日本の経済はどの様に動いているのか。を読み取れる様になってきますので、これから投資を始めようって方には、注目しておくべき単語と言う感じで読み解いて行ってください。
目次
<RITEとは?>
・Real Estate Investment Trust の略
(別に覚えなくても良いです)
・和訳「不動産投資信託証券」▶簡単に言うと投信の不動産版
・不動産投資と何が違うの? ▶不動産投資は奥が深すぎるので難しい説明は割愛しますので下記の表を見て何となくイメージを掴んでください。
少しだけ解説すると。
☆不動産直接投資➡例えば大阪でワンルームマンションを買うと1,800万くらいします。
☆RITEを通じた不動産投資➡少額資金を沢山募って不動産を扱っている会社の株を分散投資(ホテルや施設)してリターンを得る。*投資信託と同じ考えです
<コロナの影響>
・オフィス系の影響
「ジャパンリアルエステイト投資法人」
入居率が99.8%➡97.8%と-2%ダウン(テレワークなどの影響)
・ホテル系の影響
ホテル系大手
「インビィシブル投資法人」ホテルの運営会社への賃料を減免。
配当金が1,812円➡30円と98%ダウン(インバウンドが無くなった影響)
・商業系の影響
商業系大手
「ケネディクス投資法人」保有テナントのうち11,9%が休業中
<日銀の存在>
ここまで読み解いて行くと不動産関係はやはり右肩下がりの傾向が強いのですが投資を始めて行くと必ず辿りつく日銀の存在が如何に大きいのかを知ることになります。
・年間購入額
2013年から始まった金融緩和の一環で年間購入額を発表しています。
300億円(2013年4月) ➡ 900億円(2014年10月) ➡ 1,800億円(2020年3月)
2013年から約7年間で購入金額を6倍にブチ上げです。
2014年の頃にRITE相場にそれ程のマーケットがあるのか?疑問に思っていた人達が多くいた中で実際に3倍もの資金を突っ込んだ訳です。
市場規模に対する日銀の割合 RITE市場の1日の売買高500億~1,000億円と言われいる2020年5月末時点での日銀が購入した金額は655億円ですので、1日あたりの日銀買い支え額は15億~40億円となりますので1割弱は日銀が支えているという事です。
<今後の見立て>
「官製相場に近付くのか?」
官製相場は、政府が主導する相場をいいます。
これは日本において政府の意図(政策)株式市場や債券市場などで日銀や公的年金などの運用姿勢(影響)を受けて価格が形成される相場を指します。
具体的には日銀が金融緩和策により長期国債やETFなどを大量に買い入れたり、また公的年金が運用方針の変更により株式の組入比率を引き上げたりすることで相場が意図的かつ不自然に誘導される状態が挙げられます。
一般に官制相場では株価が押し上げられ金利が低く抑えられますが、いつまでも政府の意図した通りに相場が動くことはなくどこかで矛盾が生じて相場が反転することが多いです。
<RITEを読み解いて>
以下は個人的な意見になりますので捉え方は自由です。
日本の資産である不動産と外貨の部分で「不動産」に付いては何とか持ち上げて欲しいのが本音ではないのでしょうか。誰の目から見ても年間購入額の増額比率は、ぶっ飛んでいますよね。
投資を始めるならETFやRITEに付いては常にアンテナを張っておいて損は無いでしょう!しっかりとポートフォリオを組む事でリスクを減らして挑むべきだと思います。